TBS「ジョブチューン」では毎回審査員が炎上も…有名店シェフのジャッジ番組が人気なワケ
2022年元日に放送されたTBS系「ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!★セブン・ファミマ・ローソンの人気商品を一流料理人がジャッジ!」で、審査員の1人でファミマのおにぎりを開封前に「不合格」と決めたシェフが炎上している。炎上したシェフのYouTubeチャンネルなどには〈批評は一口食べた後にすべきでは〉などと、批判の書き込みであふれた。
この手の番組は毎回と言っていいほど炎上するにもかかわらず、09年に始まったテレビ朝日系「お願いランキング」の「美食アカデミー」(不定期)以降、テレビでは定期的に目にする企画だ。審査員だけでなく、取り上げられるコンビニやレストランチェーンなどにとっても、苦労して開発された商品に「不合格」の烙印を押されるリスクもある。
「今回の『ジョブチューン』の場合も、放送前に各コンビニは自社HPや店頭で『この商品がジャッジされます』と宣伝していました。最近は番組をリアルタイムで見ながらシェフの目線でジャッジする消費者が増えていて、放送直前に品切れになる店舗もあります。放送日にはコンビニマニアと称する人たちが、SNS上で、独自の味の評価を拡散してくれます。さらに『不合格』になった商品もマイナスにならず、放送後に売れる傾向にあります。『なぜ不合格なのか?』と、自分の舌を試したい視聴者が多いものとみられます」(コンビニ業界関係者)