著者のコラム一覧
荒井さち重昭和歌謡歌手

1969年、千葉県生まれ。元東映社員。松田聖子、中森明菜、小泉今日子ら70、80年代のヒット曲を中心にライブ活動を展開。抱腹絶倒のステージから「女きみまろ」と呼ばれている。

コロナ禍でライブが軒並み中止…空き時間はヨガばっかりしていました

公開日: 更新日:

「JAZZなら幅広い客層に受け入れられていることもあり、ライブをやっても歓迎される風土があります。でも、昭和アイドル歌謡というマイナーな分野は、不要不急の空気感が。正直、やらなくてもいいんじゃないかという人がいらっしゃるのではないかと、開催を躊躇しちゃいますね。ポップスでもサザン(オールスターズ)とかメジャーな歌手が自粛しているのですから。配信ライブが世の中の流れですが、お客さんの生の歓声や盛り上がりがないと、バンドのメンバーも盛り上がりに欠けます。配信のチケットは、どうしても単価が安くなりますから、共演するミュージシャンにギャラを支払って終わりみたいな台所事情も。どうしても活動自体を自粛せざるを得ません」

 実は、荒井さんにとって一大イベントのライブも中止になっていた。

 恒例のアメリカ・ロサンゼルスでのライブがそれだ。例年は日本人バンドで日本の曲を歌っていたのだが、予定されていたライブでは、外国人のバンドで曲目も新たなラインアップで臨む予定だったというから悔やまれる。

「当時は、こんなに長引くと思わなかったので、延期して仕切り直せばと考えていました。ところが、収束するどころか、感染者数は増えるばかり。緊急事態宣言が発出されるなど、中止を余儀なくされました。毎年やっている年末のカウントダウンライブも中止に。仙台で予定されていた復興ライブも中止になり、大阪での公演も中止。GLAYも札幌での25周年記念ライブを中止にしていますから、仕方ありませんよね。そのおかげでというか、空き時間ができたので、ヨガばっかりしていました(笑い)」

 おかげで健康的になったというが、収入も激減し生活もままならない。=つづく

(取材・文=中森勇人)

【連載】“女きみまろ”さっち~のコロナ奮闘記

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  4. 9

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  5. 10

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育