今のマスコミは自分の足を食うタコやトンカツを食う豚のようなものだ
ほんの数年前には普通に国会中継があり、ワイドショーでは毎日、こんな場面がありました、と一部を紹介していた。数年でなんという様変わりだ。ただでさえ政治に関心がない人が多いのに、このままでは参院選があることすら皆知らないのではないか。
この状況は偶然ではない。10年ほどかけて用意周到に計画されていた。
まず時の首相が各メディアの社長と食事会をする。そのうち批判的な報道や批判的なタレントを使うと官邸から注意の電話がかかってくるようになる。一方で「野党は批判ばかり」という論調が次第に大きくなっていく。国会なんか見ても同じだという風潮が出来上がるという寸法だ。
おそらく今回の参院選も、選挙前の報道や党首討論、候補者の紹介はほとんどなく、投開票が終わったあとに事後報告の分析のような特番が長々と行われ、投票率も低く過去ワースト何位とか発表されて終わりだろう。
これでいいのか。志ある報道マンあるいはウーマンはいないのか。結局それは自分の首を絞めていることがわからないのか。タコが自分の足を、豚がトンカツを食っている姿が今のマスコミの姿だ。