TBS「東大王」はネタ切れとマンネリ…それでも“打ち切り”はない2つの強み

公開日: 更新日:

東大王」(TBS系)がつまらなくなったと評判がた落ちだ。世帯視聴率6~7%はそれほど低いわけではないが、一時の十数%に比べると大幅ダウン。理由は明らかで、マンネリとネタ切れである。

「東大王は他のクイズ番組と違って、単に博識を競うのではなく、正解を知らなくても、消去法や仮説で推理して正解にたどり着く解き方の凄さが見せどころです。でも、秀才たちを困らせ、視聴者にも考えさせるような超難問なんてそうはありませんから、去年あたりから明らかにネタ切れ。最近は珍問・奇問ばかりで、当て字のような漢字を読ませたり、ギョーザの支出額の都市別ランキングを答えさせたりと、別にIQ165の東大生でなくてもいいような問題が目立ちます。また、しょせんは素人さんだから、正解してもしなくてもリアクションはいつも同じ。マンネリ感も強い」(テレビ雑誌編集デスク)

 なんとか目先を変えようと、オセロゲームを組み合わせたり、東大生チームが「危険生物」や「鉄道」などあるテーマの知識を2週間で詰め込んで、専門家チームと対決する「ガリ勉SPシリーズ」など、新企画もスタートさせたが、かえってよくあるゲームバラエティーのような番組づくりになってしまい、いよいよクイズファンは離れている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  4. 9

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  5. 10

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育