三浦春馬との共演から2年…松岡茉優「初恋の悪魔」でどこまで存在感を示せるか?
■実力派俳優に食われる可能性も
「ゴールデンタイムの連続ドラマとしては、20年放送のTBS系『おカネの切れ目が恋のはじまり』以来の出演となる松岡さんですが、共演していた三浦春馬さんの急逝により4話までの放送となり、松岡さん自体も心残りだったと思います。バラエティ番組やラジオ番組では気の強さを感じさせる発言が多く、それが足を引っ張っている印象でもあるので、そこはやはり演技力でねじ伏せていくしかない。今作では、登場してしばらく誰だか分からなかったという声もあるほど、印象をガラッと変えてきたところはさすが。ただ周りが実力派俳優ばかりで固められているので、久々のドラマ出演にも関わらず、今後食われる可能性もあるかもしれません」(ドラマ制作会社関係者)
しかし、どれだけ良い演技をしようとも、見てくれる視聴者が少なくては評価のされようもない。
「個性的なキャラたちの会話劇を楽しむ脚本に定評があり、セリフの情報量も多いと言う特徴がある坂元さんの脚本と、推理自体にセリフの情報量が必要なミステリーものは、『単純に相性が合っていないのでは?』という声もチラホラ聞こえてきています。ひねりのある構成と、セリフのテンポ感や情報量、演者同士のやりとりを見ているとまるで舞台のようだとも感じます。舞台だと見る側も集中力を持って臨めるのですが、テレビだと間でCMも入りますし、どうしても見る側の集中力が持続しにくい」(前出のドラマ制作会社関係者)
ミステリーコメディと表現された今作。松岡がどこまで存在感を示すことができるか注目が集まる。