BLACKPINK・ジェニーの熱愛報道 苦慮する事務所はファンに忖度
こうした事態を受けて、今週ついに事務所が動いたわけだ。
ただしVとジェニーの写真が「ハッキング被害で流出した」となれば、2人の関係が本物だと認めることにもなる。事務所としては対応に苦慮したのだろう。
それでも、あまりに遅かった感が否めないし、この期に及んでも交際が事実かどうかには触れておらず不自然だ。
今から10年以上前、韓国芸能誌の編集長はこう断言した。「韓国の芸能人カップルの場合、交際していようとガセネタだろうと、事務所は否定する」と。アーティストの商品価値を考えた場合、熱愛が事実だったとしても簡単に認めることはできないというのだ。
特に韓国のファンは愛情が深ければ深いほど、裏切られたときの反動が大きい。時間とお金をかけて応援してきたスターだ。「熱愛などもってのほか」「時間とカネを返せ!」とブチ切れるファンも出てくる。こうしたファンがアンチとなり、ネット上で誹謗(ひぼう)中傷を繰り返すなど頭の痛い問題にも発展するのだ。たとえ少数でもアンチファンの存在は無視できるものではない。
そんな時代も変わってきたようだ。かつて“否定ありき”だった事務所も、今は熱愛説に肯定も否定もしない。今後は「察してほしい」が新しいスタンダードになるのだろうか。