香川照之は芸能界「椅子取りゲーム」に完敗…ドラマ・CMで“代役”が次々登場
8月に「性加害」を報じられ表舞台から姿を消した香川照之(56)。出演中だった7月期のドラマ「六本木クラス」は9月末に最終回を迎えたが、情報番組「THE TIME,」(TBS系)をはじめ、予定されていたドラマやトヨタ自動車など7社あったCMも、事実上、すべて降板。この秋は、徐々にその“代役”も明らかになっている。
10月16日にスタートした日曜劇場「アトムの童(こ)」(TBS系)では、香川は大手IT企業の社長で、ゲーム開発者の主人公らと因縁を持つ“ヒール役”を演じる予定だったが、オダギリジョー(46)が代役として出演。SNS上では、「代役とは思えないほどハマり役」などと評判は悪くない。
一方、サントリーの「パーフェクトサントリービール」のCMでは、ドラマ「半沢直樹」で熾烈な権力闘争を繰り広げた“大和田常務”(香川)とライバルの“半沢直樹”(堺雅人=49)が、仲むつまじくジョッキを傾ける姿が印象的だったが、こちらも降板。10月からは、堺雅人は山本耕史(45)と楽しそうに酒を酌み交わしている。
いずれもフタを開けてみれば、代役でもとりたてて違和感がないのが現実。芸能界は「熾烈な椅子取りゲーム」といわれるゆえんだ。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。
「CMはまず無理でしょう。ドラマも少なくとも3~4年は厳しいと思います。映画や舞台は、観客自らお金を払って見に行くものですから出演できる目はありますが、今どきは映画も『実行委員会』システムで製作されているものも多いので、そこに関わっている中に一社でも香川の起用に難色を示すところがあれば、それも厳しいでしょう。いずれにせよ、復帰は当分難しいでしょうね」