檀ふみ編(4)芸達者なキャストで作品に厚み 「日本の面影」が描いた“いい面と悪い面”
「日本の面影」(1984年)にはラフカディオ・ハーンが残した著作の中でも有名な「怪談」と「骨董」からいくつかのエピソードが紹介されている。それらは小泉セツがハーンに語って聞かせる形を取っているが、映像的には劇中劇の独立した物語としても楽しめる。
「のっぺらぼうに化けた貉が人…
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