宮崎吾朗監督 ジブリパークのきっかけは父・宮崎駿氏の引退「はしごを外された気持ちです」
11月1日に開園予定のジブリパーク(愛知県長久手市)の内覧会が行われ、スタジオジブリの宮崎吾朗監督(55)と大村秀章愛知県知事が会見した。構想から5年、「愛知万博のレガシーを生かした、スタジオジブリとのハイブリッドで、日本最短で実現したプロジェクト」と大村知事が前のめりに語るほど愛知の期待も大きい。
宮崎監督はパーク開園のきっかけについて「(父の)宮崎駿が長編製作から引退を表明したからで、後世に残していくことを考えた時にパークという構想に至った。でも今も(宮崎駿監督は)長編を作っていまして、はしごを外された気持ちです」と会場の笑いを誘った。
海外メディアも多数来園し、インバウンドの観光地としても注目。名古屋の地と今後のパーク拡張については「東京からでも日帰りできる場所。泊まる場所ももっと欲しい。造ったものをきちんと維持し、要望があれば拡張も検討したい」と宮崎監督。
開園時には「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアが、23年度内には2エリアがオープンするというから楽しみである。