“世界3大ギタリスト”ジェフ・ベック氏が78歳で死去…貫いた孤高と完璧主義の精神

公開日: 更新日:

 ジェフ・ベックに憧れて、技法や楽曲をコピーしたギター少年だったという向きは中高年には大勢いるはずだ。構成作家のチャッピー加藤氏はこう言う。

■「ジェフ・ベックというひとつのジャンル」

「完璧主義者として知られる一方、ひとつのところにとどまらず、ジャズやファンクも手掛けるなど、非常に幅が広かったですね。ジャンル横断的というより、彼自身がジェフ・ベックというひとつのジャンルでした。常に冒険的で、進化を模索し、2016年には俳優のジョニー・デップと意気投合。創作魂に火がつき『18歳に戻ったみたいだ』とふたりの名義で『18』というタイトルのアルバムを出すなど、いくつになっても挑戦を続けた。78歳なんて早すぎる。もっともっと、飽くなきチャレンジを見たかったですね」

 天才ならではと言うべきか、「同じことを何度も繰り返さない」「一度弾いたら、飽きる」といった言葉を残している。孤高のギタリストよ、永遠なれ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

  3. 3

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 4

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  5. 5

    パワハラ疑惑の橋本環奈はやはり超多忙?マネジャーが6年前「あなたに想像出来ないほど環奈は忙しい」とファンに伝えていた

  1. 6

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 7

    闇バイトの応募者たちは一体何者なのか?若者に自重呼びかけるTV報道番組の「盲点」

  3. 8

    がんの4割がアルコール消費と関係? 米国がん協会の新たな研究結果に騒然

  4. 9

    日本一DeNAが「巨人に惨敗」の屈辱晴らす大補強!売上270億円超で原資に不安なし

  5. 10

    農相・法相の後任人事でも石破カラー封印…「党内融和」優先に世論ますますがっかり