サービス残業、退職者の無償労働で工場再建…「舞いあがれ!」第16週は法令違反が目白押し

公開日: 更新日:

 章兄ちゃんのヘルプに社員が喜んで協力する「絵」だが、サービス残業、退職者の無償労働、秘密保持など法令違反が目白押し。「下請法違反にならないのかと思った」「守秘義務の件と章の無償労働の件が引っかかって今日の回の胸アツ展開にはイマイチ乗れなかった」などネットでも指摘されていたが、朝ドラが舞い上がるための展開としてそこは目をつぶろう。

「分かった、買い取ったる」といった舞の兄で金髪悠人(横山裕)。母・めぐみは、投資家である悠人に、土地と工場を買ってもらい家賃を払うことで工場を続けることに決めたのだ。「IWAKURA」ははたしていくらで売れたんだろうか。4億か、5億か……。

 実は悠人は、お父ちゃんとちゃんと話もせず、わだかまりが解ける前に死に別れることになったから「IWAKURA」や母のため、妹のために力になりたいって考えていたんだろうか。そんな悠人のおかげで会社は一つのでっかいハードルをクリアできた。もちろん悠長なことは言っていられない。借金が無くなったわけではないから悠人に返済していかないと。


 ところで、再生した「IWAKURA」に、案の定、章兄ちゃんが戻ってきた。この人が必要な人材なのはごもっともなのだが、涙ながらにリストラした3人がいたよね。めぐみお母ちゃん、約束したからには、シナリオにはなくても呼び戻してほしいが。

 さて、ちょっと光が見えてきた「IWAKURA」。来週からは4年後だ。どれほど成長しているか、悠人は経営にどう関わってくるのか。それに柏木(目黒蓮)と別れてしばらくご無沙汰の舞の恋愛話もそろそろ動き出さないと。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」