アクションに役柄の人生を宿す大事さを説く 岡田准一の武術愛
「強さとか、そういうんじゃないんですよ。自己の完成みたいな」
(岡田准一/NHK「明鏡止水~武のKAMIWAZA」1月18日放送)
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現在放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」で織田信長を演じている岡田准一(42)。少年時代の家康に格闘術を叩き込むシーンもあった。その攻防の中に柔術由来の寝技もあり、恐らく岡田本人の意向があったのではないかと思われる。なぜなら、岡田は武術を専門的に扱う冒頭の番組で「武術翻訳家」を名乗るほど、その道に精通しているからだ。
そんな岡田が武術の神髄を体感して語ったのが今週の言葉だ。その後も武術愛が止まらず冗舌に語ろうとする岡田は、もうひとりのMCであるケンドーコバヤシに「また語る気? 何分番組だと思ってるんですか?」とあきれられる。岡田は武術の美しい技術を「萌える」とまで言うのだ。
岡田が格闘技にのめり込んだのは2007年放送のドラマ「SP」(フジテレビ系)がきっかけだった。ここで総合格闘技のレジェンド中村頼永に師事し、本格的に格闘アクションの練習を始めた。彼は「本気で誰よりも真剣にやらないと認めてもらえない」(TBS系「櫻井・有吉THE夜会」16年12月8日)とストイックに打ち込んだ。