大人気の青森アイドル王林が証明する「タレントに必要なのは地頭の良さ」
TBS系日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」の王林が、「ドラマでも様になってるじゃないの」とテレビの構成作家の間でなかなかの評判である。
福山雅治演じるFBI特別捜査官・皆実広見が定宿にしている高級ホテルのスイートルームのバトラー(専属客室係)という役どころで、「部屋で七輪で魚を焼きたい」というような皆実のムチャな注文や言いつけにも見事に応えてみせる。そしてこれが津軽弁。都心で標準語でないホテリエなんてあり得ないが、青森生まれ・青森在住のローカルアイドル王林は「どこでもいつでも津軽弁」がウリなので、「ドラマでもそのままでいい」と言われて初出演となった。
王林はいま引っ張りだこだ。「ヒルナンデス!」「沸騰ワード10」(日本テレビ系)、「おむすびニッポン」(NHK・Eテレ)などレギュラー5本、その合間にバラエティーのゲスト、ワイドショーや旅番組のリポーター、SDGsキャンペーンのキャスト、地元・青森県警の一日署長など、まあ大忙しである。
どこがそんなに人気なのか。生成AIに質問してみた。返ってきた答えは、「天然キャラの津軽弁トーク」「圧巻の歌唱力」「青森県への郷土愛」「スタイル抜群」「地頭の良さ」の5つだという。たしかに、170センチの長身・美脚で、頭の回転は速いし歌もうまい。でも、その程度なら芸能界にはゴロゴロいて、何回か番組に出てたちまち消えていく。王林はどこが違うのだろう。