(4)中尾ミエさんが出会った芸能界、そして人生の先輩たち「たくさんの“いい先生”に巡り合えた」

公開日: 更新日:

中尾ミエさん(77歳)

「誰でもそうでしょうが、“すてきな人だな”“勉強になるな”とか“見習わなきゃ”と感じさせてくれる人が、自分のまわりにいるかどうかって、とても大事なことだと思うんです。とくに若いときにそういう人と巡り合えるかどうか……。幸せなことに、私は芸能界でそう思わせてくれる先輩方にずいぶんと恵まれてきました。だからこそ、いまの私があるわけだし、毎日を楽しく過ごすことができているんだとつくづく思いますね」

 そう語る中尾ミエさんだが、自分が出会えたそうした芸能界の先輩として、森繁久弥さん、坂本九さん、越路吹雪さん、淡谷のり子さんなどの名前を挙げる。

「人生一般について、仕事への向き合い方について、あるいはファッション、美容についての考え方とか、多くのことをこういう方々から教えてもらいました」

 いずれも亡くなってはいるが、それぞれ芸能界で一時代を築いた人たちだ。そんな出会いを得たことをとても幸運なことだったと振り返りながら、中尾さんは言う。

「なぜだかわかりませんが、私自身、多くの先輩方によくしていただいたという実感があります。こんな性格ですから、別に可愛い子ぶったわけでもないし、気に入ってもらおうと心にもないことを言ったりしたわけでもない。第一、そんな見え透いた態度が通用する相手でもない。ただ自然体だっただけなんですが……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ