(4)中尾ミエさんが出会った芸能界、そして人生の先輩たち「たくさんの“いい先生”に巡り合えた」

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 意識していたわけではないし、損得を考えていたわけでもない。誤解を恐れずに言えば、年上の方から“親身になってもらえる”なにかが、私にはあったのかも……。私自身もそうした方々に自然に“なつける”タイプだったかもしれません。そんなふうに育ててくれた親に感謝しなくちゃね」

 そして、具体例を紹介してくれた。

「森繁さんからは挨拶の大切さを教えていただきました。その後も“意味もなく今日が終わる。びっくりすることもなく明日があける”という書き出しではじまる人生訓のような色紙も書いていただいて、いまも大切にしています。この年になって改めてその言葉の意味をかみしめています。坂本九さんからは“仕事に上下の隔てなし。仕事の態度に上下あり”という仕事への心構えを教えていただきました。越路吹雪さんからは“ドレスはいつもいいものを着なさい”、淡谷のり子さんからは“エステには通いなさい”と芸能人、女性としての基本的な姿勢を教わりましたね」

■芸能界は「職場であり学校」だった

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