若村麻由美「この素晴らしき世界」苦戦も視聴率度外視…フジ木10“実験”のターゲットは?
「世帯視聴率がメインの報道は、そういう楽しみ方を門前払いしてしまうようで残念ですね。芸能界を少しだけ覗いてきた僕には、チーフマネージャー役の時任勇気さんも、性格キツめだけどよくやる現場マネージャーの円井わんさんも“あるある”の対象です。特に円井さんは細かい部分でもベテラン勢に負けない味を出している。第3話ではサスペンスや不倫の要素もチラつかせましたが、どう転がっていくのか楽しみです」
木村佳乃(47)演じる芸能事務所社長、沢村一樹(56)演じる女優の夫、マキタスポーツ(53)演じるヒロインの夫、それぞれがどう動くのか?
「このドラマの鈴木吉弘プロデューサーは2009年にフジテレビを退社、いったんフリーになって17年にフジに復帰した“出戻り”ですが その鈴木Pが温めていた企画を実際に連ドラ化してしまうところに、フジの緩さというより懐の深さみたいなものも感じますし、正体不明の“ナゾの脚本家”という遊び心もあったりして、単なるコメディーで終わるとも思えません」(在京キー局プロデューサー)
視聴率だけじゃない“何か”を狙った「この素晴らしき世界」。10日放送の第4話では、大きな展開が見られそうだ。