“芸能界から消えた歌手”尾形大作の評判…懲りない自民党 次期衆院選でまたタレント候補擁立

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 音楽プロデューサーの故・山田廣作氏(17年没)は1973年に芸能事務所『エイビーシープロモーション』を設立。「ゴダイゴ」を育て、作曲・作詞家の故・中山大三郎氏とのコンビで、故・島倉千代子さんの「人生いろいろ」や天童よしみ(68)の「珍島物語」をヒットさせた敏腕プロデューサーだった。

「その一方で日中の文化交流にも熱心で、当時、世界的には無名だった中国の無錫をテーマにした『無錫旅情』や、大連をテーマにした『大連の街から』からをプロデュースして、尾形に歌わせたんです」と言う音楽関係者はこう続ける。

「尾形はあっという間に大スターになったたことで勘違いしたんでしょうね。関係者が見てないところで、後輩の歌手たちに威圧的な態度を取るなどしていたため、弱い者いじめが嫌いだった山田さんの逆鱗に触れた。同時に金銭面でも不満を言うようになった」

 それ以降、尾形は郷里の福岡県に戻り、ローカルタレントとして活動。現在に至っている。昔を知る芸能関係者は、自民党が尾形を担ぎ出したことに一様に驚きを隠せない。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

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