“芸能界から消えた歌手”尾形大作の評判…懲りない自民党 次期衆院選でまたタレント候補擁立

公開日: 更新日:

 音楽プロデューサーの故・山田廣作氏(17年没)は1973年に芸能事務所『エイビーシープロモーション』を設立。「ゴダイゴ」を育て、作曲・作詞家の故・中山大三郎氏とのコンビで、故・島倉千代子さんの「人生いろいろ」や天童よしみ(68)の「珍島物語」をヒットさせた敏腕プロデューサーだった。

「その一方で日中の文化交流にも熱心で、当時、世界的には無名だった中国の無錫をテーマにした『無錫旅情』や、大連をテーマにした『大連の街から』からをプロデュースして、尾形に歌わせたんです」と言う音楽関係者はこう続ける。

「尾形はあっという間に大スターになったたことで勘違いしたんでしょうね。関係者が見てないところで、後輩の歌手たちに威圧的な態度を取るなどしていたため、弱い者いじめが嫌いだった山田さんの逆鱗に触れた。同時に金銭面でも不満を言うようになった」

 それ以降、尾形は郷里の福岡県に戻り、ローカルタレントとして活動。現在に至っている。昔を知る芸能関係者は、自民党が尾形を担ぎ出したことに一様に驚きを隠せない。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」