ももクロ高城れに写真集が重版出来!勝因は“アラサー女子の憧れ”の強さ、オトナ路線にも弾み
当時のももクロは、春は横浜アリーナで2Daysライブ、夏は西武ドーム(現ベルーナドーム)に初進出、秋は日本武道館で2Days、冬は前年に続いてさいたまスーパーアリーナを満員にして、大みそかは念願であった「第63回NHK紅白歌合戦」に初出場。勢いはさらに加速して、13年には日産スタジアムで、14年には旧国立競技場で単独女性アイドルグループ初の公演を達成。AKB48一強だったガールズグループの歴史を塗り替えた。
しかしながら、乃木坂46を中心とした坂道系、NiziUやTWICE、LE SSERAFIMといった美貌と抜群のダンススキルを兼ね備えたグローバル女性グループの台頭で、第2次アイドル戦国時代に突入。かつては「モノノフ」と総称された熱狂ファンが大量流出し、昨夏は恒例のドームライブ(ベルーナドーム)で空席が目立つほどだった。
■メンバー最年少も27歳に
メンバー最年少の佐々木彩夏も27歳になり、全員がアラサー世代。上昇期を過ぎて人気も安定期に突入したという見方もあるが、若さや勢いだけで通用しなくなり、実売や視聴率、視聴回数がシビアに求められるようになった。それだけに、幸先がいい高城の写真集は「グループにいい影響を与えるだろう」とエンタメライターの伊藤雅奈子氏がこう言う。