J-POPで盛り上がる最新「盆踊り」事情…「ダンシング・ヒーロー」から「恋チュン」まで
コロナ禍で、昨年までは他の多くのイベント同様中止となっていた夏の風物詩「盆踊り」が、今年はコロナ以前の状態に戻り、全国の多くの場所で開催されている。
■夏の風物詩が完全復活
4年ぶりの開催とあって、以前に比べて動員も増えている気がする。特に子どもの参加が目立つようになった。お目当ては、模擬店の食べ物や会場で配られるお菓子という子も多そうだが、実際、盆踊りに参加するのは初めてという子どもも多いようだ。
コロナ禍の3年の歳月の間に成長した子どもたちが、初めて見る盆踊りで、やぐらを囲んで踊っている大人たちを見て、見よう見まねで踊る姿はなんとも楽しそう。付き添いで来た親御さんたちも一緒に踊るという相乗効果も生まれている。
先日、下町の小さな公園で開催された盆踊りでは、スタジオジブリ作品の楽曲でお馴染みの歌手の井上あずみが「となりのトトロ」や「さんぽ」などを歌い、集まった子どもたちを喜ばせた。
かつては、多くの盆踊り会場では昔から定番の「東京音頭」や「炭坑節」、ご当地ソングなどがかかるのがお決まりだったが、数年前から楽曲に変化が起こっている。