芸能人も「働き方改革」が進む…自分の病気をオープンにし“商売ネタ”に使う人も増えた
先週、有吉弘行(49)が自身のインスタグラムに酸素マスクを着けて病院のベッドに横たわる姿を投稿した。
インパクトのある写真で、SNSなどに心配の声が上がったが、レギュラーのラジオ番組で「鼻中隔湾曲症と、それが原因での慢性副鼻腔炎の手術を受けた」ことを明らかにした。仕事に支障が出ないように、夏休みの時期に手術を受けたと推察される。写真の公開は、みんなを驚かせてやろうという気があったようだ。
また、その直後にはTOKIOの城島茂(52)がMCを務める「週刊ニュースリーダー」(テレビ朝日系)を体調不良のために欠席した。とはいえ、事務所は「自宅療養ですでに仕事に復帰した」と発表している。
ひと昔、ふた昔前の芸能界では、芸能人が大っぴらに「手術した」「体調不良で休養している」などと言い出すことはなかった。もちろん、大病でレギュラー番組を降板するとかになると別で、マスコミも続報を打ったものだ。
しかし、そうでもなければ公にはせず、いつも元気であるというイメージが大事だった。何が何でも仕事に穴をあけてはならないという風潮があったのだ。「そういえば、若い頃にこんな病気を……」と後年になって打ち明けるのがパターンである。