テレ朝でも性被害を…ジャニー氏の「別の顔」に迫る番組、日本のテレビ局は制作できるか

公開日: 更新日:

「鬼畜の所業だと思います」

 ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題をめぐり、会見した旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の東山紀之社長(57)はこう言っていたが、まさしくその通りだろう。

 TBSは18日、同事務所のアイドルグループ「忍者」の元メンバーだった志賀泰伸氏(55)が高校1年生だった1984年、東京・六本木にあった「テレビ朝日」を訪れた際、レッスンの休憩時間中にトイレでジャニー氏から性被害に遭った、という証言を報道した。

 ジャニー氏による性加害の現場がテレビ局だったケースでは、NHKも東京・渋谷のNHK放送センター内で2002年、当時高校生だった男性がトイレで性被害を受けていたとする内容を報じている。

 これが事実であれば、もはや時間も場所も相手も関係なく、欲望の赴くまま。まさに手当たり次第、毒牙にかけていたわけで、こんな人物が日本の芸能界の「ドン」として数十年間にわたって君臨し、闊歩していたとは恐ろしい。

 英国BBCの音楽番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」の司会者を務め、死後に少年や少女に対する性加害が発覚した故ジミー・サビル氏をしのぐ悪行と言っていいだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド