メディアは旧ジャニーズの“広報”をいつまで? 1000億円ともいわれる資産・遺産の行方が大切だ

公開日: 更新日:

 それなのに、くだんの記者会見では質問すら出ず、メディアはNGリストで大騒ぎする茶番劇を演じていた。

 タレントの今後については専属契約かエージェント契約だけなのか。新会社の東山紀之新社長、井ノ原快彦副社長の二人三脚でそれらをやっていくというが、経営の素人がどこまでできるか疑問だ。あるタレントに聞いたら、事務所の経営が破綻しそうになり、任されたタレントがその後を引き継いだが、みんな考えがバラバラで解散するしかなかったそうだ。

 東山、井ノ原も同じにならないか。タレントの将来を考えるなら、いい先例がある。郷ひろみ本木雅弘だ。郷は大手芸能プロに移って成功し、本木は俳優が多く在籍する芸能プロで確たるポジションを築いた。

 新会社は旧ジャニーズを芸能プロとして立て直すより、タレントの受け皿を探してあげた方がいいように思う。芸能界は引き抜きはご法度だが、ジャニーズから引き取り手を探すのならOKだろう。旧ジャニーズに守られ、甘やかされてきたタレントがエージェント制で生き残れるほど、この世界は甘くない。新会社に残るのは東山と井ノ原、トップスターの木村拓哉だけ。この体制なら東山も井ノ原も現役で活躍できる。

(峯田淳/日刊ゲンダイ)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末