常識を壊し一線を飛び越える 見取り図リリー憧れの「とんねるず」イズム
「いや、『とんねるず』ですね」
(リリー/日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」12月10日放送)
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いまやバラエティー番組に引っ張りだこの見取り図。イカつく、ド派手な風貌の盛山晋太郎とは対象的にリリー(39)はクールでおとなしそう。しかし、むしろ“イカれている”のはリリーの方だ。
さまざまな扮装をして、ダウンタウンらを笑わせる「七変化」に挑戦すると、まずインタビュアーを引き連れて入ってきた。「吉本に入ったということは先輩のダウンタウンに憧れて?」という問いに、無表情のまま言い放って笑わせた一言が今週の言葉だ。
その後も「スマホなしで集まるヤツ、あれ、とんねるずがやってましたよね」「七変化もとんねるず、やってましたよね?」などと番組人気企画を事実無根な言いがかりでイジる暴挙。その後もやりたい放題の限りを尽くし、歴代3位の好成績を収めた。飄々としたまま、ぶっ飛んでいるからヤバさが際立つ。
翌11日放送の「ジョンソン」(TBS系)でも、かまいたち・山内に突然、カメラもちゃんと向いていないのに一斗缶を振り下ろしたり、13日の「ラヴィット!」(TBS系)では痛みを無効化する「システマ」の使い手だという、みなみかわの顔面にグーパンチを浴びせていた。その一線を飛び越えるさまは、憧れのとんねるずイズムを継承している。