「やすし、紳助も切った」吉本興業が松本人志と距離を…“企業DNA”では割り切れない複雑事情

公開日: 更新日:

 松本人志はテレビのレギュラー7本を持ち、企画や構成に関わっている番組もある。その穴は大きいように思えるが……。

■大阪市を始めとする官公庁との深いつながり

「吉本は大阪市と包括連携協定を締結したり、全国に『住みます芸人』を派遣したりするなど官公庁との仕事も多い。そんな企業にとって、松本さんの性加害疑惑は大きなダメージになる。吉本には6000人もの芸人がいますし、代わりはいくらでもいる。休業で松本さんのお笑いの感覚も鈍るでしょうし、もし1年後や2年後に復帰しても今までのような人気が保てるとは判断しないのでは。個人的な恩があっても、従業員や芸人を合わせて吉本には数千人が関わっている。その人たちを1人のために犠牲にはできないでしょう」(芸能関係者)

「週刊文春」の第一報から今までの松本の対応も、吉本が見切る要素になりそうだ。

「吉本は最初、彼を信頼して『当該事実は一切なく』と声明文を発表したのに、松本さんがXで飲み会はあったと認めるような投稿をした。これで、“一切”の論拠が崩れた。その後も、決定事項ではないのに『ワイドナショー』の出演を示唆するなど吉本は振り回された。そして、『週刊文春』には毎週ハラスメントを訴える新たな証言者が登場する。これでは、堪忍袋の緒が切れてもおかしくありません」(前出の芸能関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  3. 3

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  4. 4

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 5

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  5. 10

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ