著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

新生ジャニーズのタレントは恋愛も結婚もしやすい環境に…懸案は「ファンがどう推移するのか」だ

公開日: 更新日:

 新生・SMILE-UP.所属タレントの結婚・熱愛報道が相次いでいる。堂本剛中丸雄一に続き、加藤シゲアキも結婚を発表。亀梨和也、高橋海人、中島健人菊池風磨は熱愛発覚。このままいけば、さらに増えそうな勢い。旧ジャニーズ時代には考えられなかった珍現象だ。

 背景にあるのがスポーツ紙の報道姿勢。ひと昔前までは事務所にお伺いを立て「報じるか否か」の指示に従っていた。事務所に対する忖度によるものだったが、性加害問題を機に忖度から徐々に解放され、ある程度自由に報じられるようになった。

 タレントもこれまでと違った対応力が必要になる。以前だったら熱愛が発覚すれば、故・メリー喜多川副社長が報道の拡散を極力抑えてくれた。その代わり「人気も仕事もなくなるわよ」と諭され、別れるケースもあった。

「マスコミにバレるより、メリーさんに知られるほうが怖かった」というOBもいた。メリー氏亡き今、恋も結婚も自己責任。自分で対処することになるが、当たり前の世界に戻ったに過ぎない。

 恋愛も結婚もしやすい環境が整ったアイドル。極めて健全であるが、アイドルは女性人気が生命線。恋愛(結婚)によって人気が下がれば仕事に影響する。最近はKポップや他のグループの勢いも増している。今後、ファンがどう推移していくのか、見守る時間が必要だろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動