旧ジャニーズが突き進める「不誠実で不適切で不謹慎」な“悪手”…「当事者の会」元代表も不信感あらわ
旧ジャニーズ事務所の新会社スタートエンターテイメントは、アイドルグループ嵐とエージェント契約を締結。グループとしての契約で、TOKIOに続いて2組目だ。またアイドルグループ「timelesz」(旧Sexy Zone)の菊池風磨も同社とのエージェント契約を結んだと発表した。
旧ジャニーズ事務所所属タレントのマネジメントを担う同社。旧ジャニーズの性加害問題はジャニー喜多川氏のほか、スタッフ2人の関与があらためて問題視されているなか、版権や補償、ファンクラブなど、スマイルアップ社との関係もクリアになっていないとの指摘などはどこ吹く風。「タレントに罪はない」「むしろ被害者」との主張で突き進んでいる印象なのである。
元ジャニーズで、被害者の補償問題などに寄り添う「当事者の会」元代表の平本淳也氏はこう言う。
「スタート社の福田淳社長が『全く独立した会社』と強調されていることからして、関係者が違和感を募らせていると思います。旧ジャニーズ事務所のタレントなら、スタッフも財産も、業界への影響力も受け継いでいるのは周知のこと。昨年から、僕も問題提起している通り、保有する財産、関連会社、株式なども移譲によって関係を継続していくというのであれば、看板のすげ替えとみられても致し方ないでしょう。性加害込みでつくりあげられた土台、利益をもとに、その救済もブラックボックス化したまま、エンタメをつくろうという姿勢こそ不謹慎じゃないかと思います」