芸能リポーターが中尾彬さんの死を悼む…囲み取材での気遣い、おしどり夫婦の絶妙距離感
「本当に無意識に、奥さんを嫌みなく褒めるところが昭和世代には珍しく、“おしどり夫婦”と呼ばれたゆえんだと思います。実際は夫婦べったりでもなく、いい距離感の夫婦のお手本のようでした。志乃さんのお父さまの金原亭馬生師匠に相当頭を下げて結婚を許してもらったことも背景にあったと思います。同時に“やさしくて、いい男”の品格を保っていたのは、志乃さんのお膳立てがあったからこそ。ギリギリまでお元気で、現役のまま旅立たれたのも志乃さんの采配あってのことでしょう」
妻の池波は「あまりに急で、変わらない顔で逝ってしまったので、まだ志乃~と呼ばれそうな気がします。かないますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです」とコメント。映画やドラマでは重厚感ある役柄で存在感を発揮。己の流儀を貫いた粋人は大好きな眺望のなか、自宅での最期も愛妻に看取られた。