NHK会長苦言で藤島ジュリー景子氏は役職退任も…取引続く“スマイルとスタート”の曖昧な関係性
ジュリー氏には根強い“院政”説が
「ジュリー氏は昨年10月に関連会社の代表職から退くと明言しながらも、それが一向に実現する気配がなかった。それに懸念を示したのがNHKの稲葉延雄会長で、5月の定例会見で『(タレントの)新規の出演依頼を行わない方針に変わりはない』と発言しています。稲葉会長の発言後に、ジュリー氏が関連会社3社の会長職を近く退任すると発表されました」(前出・芸能ライター)
こうした後手後手の対応の背景にあるものとは。
「スマイルとスタートは切り離されたとはいえ、スマイル関連会社のスタジオや劇場には、スタート所属グループのポスターがでかでかと貼り出されたり、スタートの所属タレントが出演する公演が行われています。スタートとスマイルは数多ある関連会社を通して未だに取引があったり、関連会社の求人には両社が主要パートナーや取引先として明記されたりしています。ファンクラブの運営もこの夏を目途にスマイルから切り離されるようですが、ジュリー氏は音楽原盤権の会社の株主であるなど、いまだにもたれ合う曖昧な関係が続いています。ジュリー氏はタレントのマネジメントに一切タッチしないと宣言していますが、取引や資本関係で影響力を行使し続けられる立場にあることから、役職退任も院政を敷いているだけではないかと見られています。すべてにおいてきちんとした線引きをしている様子を示さないとスタートの活動に悪影響を及ぼしかねないでしょう」(週刊誌記者)
形式的に会社を分離させ、自ら役職から退いたところで、ジュリー氏の強い影響力は残り続けるとの声が根強い。