著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

小松政夫さん「僕のギャグにはモデルがいるんですよ。先生や先輩や同僚が実際に言っていたことを誇張してるから」

公開日: 更新日:

 役者志望で上京し、自動車のトップセールスマンとして大卒の10倍以上の給料をもらっていた小松さんは「付き人兼運転手募集、頑張れば面倒みるよ~~~!」という求人広告に応募。600人を超える応募者の中から植木等さんの付き人に。

 トップセールスマンだったので礼儀、言葉遣いで注意をされたことは一度もなく「ウチの松崎です。どんなことでも何かありましたらよろしくお願いします」と植木さんは頭を下げてくださったそう。

 さらに「松崎、代わりなんていくらでもいるんだからどんな小さな仕事でも手を抜かない、一生懸命にやる。これも忘れるなよ」と教えられたそうです。

 付き人になって3年10カ月目、運転をしていると、植木さんが後部座席から耳元で「松崎、明日から来なくていいからな」と突然の“クビ宣告”。小松さんは頭が真っ白。すると「さっき(事務所の)社長に給料とマネジャーを決めてもらったからな、頑張れよ!」と言われて、タレントとして独立が決まったそうです。植木さんの計らいに涙があふれて前が見えないので「ちょっと止めさせてください!」と車を止めて「ありがとうございます」としばらく号泣されたそうです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ