本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

江頭2:50は収録の休憩中「僕なんかがゲストですいません」と客席に頭を下げていた

公開日: 更新日:

江頭2:50の巻

 上半身裸で黒いスパッツが舞台衣装。狂気をも感じさせる芸風で長年にわたって「嫌いな芸人」や「寝たくない男性芸能人」の上位を占める独特なキャラクター。それがいまやユーチューブの「エガちゃんねる」の登録者が400万人を超える人気者になりました。

 みなさんもご存じのとおり、東日本大震災の際、単身2トントラックを運転して被災地へ救援物資を運んだ「行動力のある著名人」として一気に認知されたことが大きいと思います。

 江頭くんとは20年以上前に一度だけトミーズの「はらぺこ亭」(関西テレビ)でゲストに来てもらっただけですが「誠実な人」という印象が残っています。

 当時は何をするかわからない破天荒なイメージが強かったので、江頭くんがゲストに決まった時は「大丈夫か?」という声がスタッフ内でも上がりました。ところが、事前取材に赴いたスタッフが「大丈夫です! むちゃくちゃ礼儀正しいしっかりされた方ですから!」と力説していたことが印象的でした。

 本番当日、楽屋入りした江頭くんはスタッフの言葉どおり、一人一人に「江頭です。今日はよろしくお願いします」と頭を下げて回り、打ち合わせでも「どこまでやって大丈夫でしょうか?」と放送コードをチェック。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?