フジ「27時間テレビ」が日テレ「24時間テレビ」より好かれるナゼ…過去には「誰も救わない」の名文句

公開日: 更新日:

 24時間テレビと言えば、昨年11月に系列局の日本海テレビの幹部が番組で集めた義援金を横領していたことが記憶に新しい。ただ、上記のような声は事件が発覚する前からXに上がっていた。昨年の24時間テレビ放送直前にも《まだ27時間の方がマシ》といった声が出ていたほどで、寄付金着服事件の発生とは関係ないことが分かる。

 影山氏はまず、24時間テレビについて、事件が起きた翌年である今年は特に「放送を中止すべきだった」としながら、同番組と27時間テレビの決定的な違いについて指摘する。

「何年の放送だったかは失念しましたが、ごく初期の27時間テレビの時に出演者の口から『27時間テレビは誰も救いません!』という、24時間テレビを意識した名文句が飛び出しました。この潔さは、チャリティー番組と称しつつもどこか商業主義が抜けない24時間テレビにはないものです」

■エンタメに振り切るという「明快さ」が、視聴者に好感を与える

 かつて、「楽しくなければテレビじゃない!」というスローガンを掲げていたフジテレビらしさが幸いしたということか。併せて、影山氏は以下のようにも指摘する。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」