フジ「27時間テレビ」が日テレ「24時間テレビ」より好かれるナゼ…過去には「誰も救わない」の名文句
24時間テレビと言えば、昨年11月に系列局の日本海テレビの幹部が番組で集めた義援金を横領していたことが記憶に新しい。ただ、上記のような声は事件が発覚する前からXに上がっていた。昨年の24時間テレビ放送直前にも《まだ27時間の方がマシ》といった声が出ていたほどで、寄付金着服事件の発生とは関係ないことが分かる。
影山氏はまず、24時間テレビについて、事件が起きた翌年である今年は特に「放送を中止すべきだった」としながら、同番組と27時間テレビの決定的な違いについて指摘する。
「何年の放送だったかは失念しましたが、ごく初期の27時間テレビの時に出演者の口から『27時間テレビは誰も救いません!』という、24時間テレビを意識した名文句が飛び出しました。この潔さは、チャリティー番組と称しつつもどこか商業主義が抜けない24時間テレビにはないものです」
■エンタメに振り切るという「明快さ」が、視聴者に好感を与える
かつて、「楽しくなければテレビじゃない!」というスローガンを掲げていたフジテレビらしさが幸いしたということか。併せて、影山氏は以下のようにも指摘する。