トランプ銃撃事件めぐるサンモニ膳場貴子発言の裏で…テレ朝下平さやかアナも冷や汗だった?

公開日: 更新日:

トランプを当選させたくない気持ちはわかるが…

 しかし、この騒動の裏でヒヤヒヤしていたに違いない人たちもいる。同日昼のテレビ朝日のニュースで事件について伝えた下平さやかアナだ。

 まなじりを決したような表情で「大統領選がトランプ氏に有利に働く可能性があります」と薮中氏や膳場と同じようなニュアンスを伝えた。

 重ねて現地の記者が「トランプ氏に有利に働く」とコメント。テレ朝は朝の「サンデーLIVE!!」がトランプ陣営の自作自演の可能性を伝えたという投稿がなされ、これをMC平石直之が否定する騒ぎになった。

 これらから感じるのはトランプの生命のことより、選挙で勝たせないための報道を暗に展開しているということだろうか。

 これで思い出したのはテレビ界を揺るがす大騒動になった1993年の椿発言事件。テレ朝は自民党に圧力をかけられたことに対し、当時、取締役報道局長だった椿貞良が「自民党政権の存続を絶対に阻止する」と発言、反自民の報道をしようと呼びかけたというもので放送法違反が問われた。

 普段から民主主義とかコンプライアンスを声高に叫ぶテレビがこれでは困ったもの。同時刻の昼のNHKは「今後の選挙戦に影響する」と伝えたが、この程度がまっとうだろう。戦争だテロだという時代だからこそ、テレビには冷静さや平常心が必要では。煽ってどうする?

(峯田淳/日刊ゲンダイ)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末