室井滋さんに聞く楽しく生きるヒント「自分がワクワクするものを探して日々を楽しむことかな」
室井滋の新著「ゆうべのヒミツ」(小学館)が話題になっている。俳優の傍ら、日々思ったことを面白おかしく描くエッセーに定評があり、著書は50冊を超える。今作は「女性セブン」の連載などから単行本化。“オバサン的観点”から今思うこととは──。
「昔ならどうかなって躊躇したり、心配したりしたけど、気にしなくなりました。オバサンなのでズバッと言ってるところがあるかな。そういえば、オバサンっていう概念も変わりましたね。30歳すぎてオバサンって呼ばれたよ、なんて言っていたけど、ホントにオバサンになったら、こういう服を着なきゃとかなくなったせいですかね」
──エッセー執筆の面白いところは?
「1話目の家の前に落ちていたパンツの話なんてひどい話なんですけど……でもわかりやすく起承転結をつけて書くと昨日のことのように記憶が浸透して、自分の頭の中に定着するのでパンツのこともありありと思い出せる。そういう作業が楽しいんです」