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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

橋本環奈からヒロイン感が伝わってこない…「おむすび」は“多くの人に分かってもらえる作品”になっているか

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 主題歌も若者に人気のB'zを起用。どんな曲を用意するか関心は高かったが、中高年の朝ドラファンにはまだしっくり馴染んでいない。朝ドラのテーマ曲は歌詞とドラマの内容がリンクする。相乗効果でドラマ・歌のヒットにつながる。最近ではAIが歌った「カムカムエヴリバディ」。「らんまん」ではあいみょんのメリハリの利いた歌声が朝から元気を与えた。「虎に翼」は米津玄師を起用。“空につばを吐く”など米津ワールドの歌詞が話題になった。

 今回のB'zは「歌詞が聞き取りにくい」という声もある。肝心な歌詞とドラマのリンクができず「毎日聞いているのに頭に残らない」という。

 桑田佳祐がテーマ曲を歌った2017年の「ひよっこ」では歌詞のテロップが入っていた。「おむすび」もテロップを入れるべきでは──。

 亡くなった西田敏行は「多くの人に分かってもらえる作品をつくりたい」という姿勢を貫いていた。朝ドラも世代を意識せず大衆を意識すべきだろう。

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