著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

橋本環奈からヒロイン感が伝わってこない…「おむすび」は“多くの人に分かってもらえる作品”になっているか

公開日: 更新日:

 主題歌も若者に人気のB'zを起用。どんな曲を用意するか関心は高かったが、中高年の朝ドラファンにはまだしっくり馴染んでいない。朝ドラのテーマ曲は歌詞とドラマの内容がリンクする。相乗効果でドラマ・歌のヒットにつながる。最近ではAIが歌った「カムカムエヴリバディ」。「らんまん」ではあいみょんのメリハリの利いた歌声が朝から元気を与えた。「虎に翼」は米津玄師を起用。“空につばを吐く”など米津ワールドの歌詞が話題になった。

 今回のB'zは「歌詞が聞き取りにくい」という声もある。肝心な歌詞とドラマのリンクができず「毎日聞いているのに頭に残らない」という。

 桑田佳祐がテーマ曲を歌った2017年の「ひよっこ」では歌詞のテロップが入っていた。「おむすび」もテロップを入れるべきでは──。

 亡くなった西田敏行は「多くの人に分かってもらえる作品をつくりたい」という姿勢を貫いていた。朝ドラも世代を意識せず大衆を意識すべきだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動