フジテレビ系の冬ドラマ「警察もの」2本はありえないお話しすぎてズッコケの連続
警察ものはテレビドラマの人気ジャンルだが、フジテレビ系の冬クールのこの2本は、あまりにもありえないお話すぎて、ドラマ好きは早くも脱落しているようだ。
「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」(火曜夜9時)は、カメラアイと呼ばれる「一度見たものは忘れない」という特殊な記憶能力を持つ警視庁捜査1課の主任(波瑠)が、さまざまな怪事件を捜査・解決するドラマだ。
第1話では犯人の所持品から犯行現場の光景が鮮明に頭に浮かび、7年間監禁されていた女性を救出、第2話では飛び降り自殺に見えた死体が投げ落とされた被害者であることを、靴に付着したペンキを思い出して見抜く。
一瞬の出来事や情報を鮮明に記憶する能力を持つ人は少なくなく、画家の山下清や作家の三島由紀夫はそうだったといわれるが、毎回、捜査が行き詰まると、「アッ、そうだ!」と急に何かを思い出して、たちまち犯人逮捕なんて安直すぎないか。