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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

モグライダーともしげの「自分である意味」は、相方の芝大輔が最も認めている

公開日: 更新日:

 ともしげは「さんまになりたくてこの世界に入った」ほど明石家さんま好き(フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」22年3月12日)。だから本来は、さんまのようにその場を回したい。けれど、それはできない。それどころか、ネタもまともにできなかった。

 ともしげはモグライダー結成まで、10回ものコンビ解散を経験しているが、その理由は「シンプルにネタにならなかった」こと。噛んでしまったり間違えたところばかりがウケてしまい、相方に「全部捨てられて」しまった(テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」22年6月6日)。芸人仲間の間では「ともしげと組んだら売れない」などとまで言われていたという。

 もちろん多くの場合、そのポンコツっぷりで笑わすネタを作るが「“『あいうえお』と言ってくれ”ということくらいはできると思うじゃないですか。それができないから」(芝=双葉社「THE CHANGE」24年10月12日)というレベル。次元が違い、芝以外は生かしきれなかったのだ。

 それでも芝はともしげに「俺はおまえのことだけを一生考え続けてる。とにかく信じてついてきてくれ」(テレビ東京系「ゴッドタン」23年3月11日)と言ったという。エゴサーチなどしなくても「自分である意味」を誰よりも、相方の芝が最も認めてくれているのだ。

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