フジからテレ東へ…“ミセス”カトパン2年半ぶりテレビ復帰に立ちはだかる“壁”
得意のバラエティー、それもゴールデン
話は続く。
「カトパンは退社後、古巣のフジ以外にも何本かレギュラー番組を持ち、活動していましたが、何年かすると失速し、いつの間にか特番や単発番組の出演が多くなっていました。そこで久々のレギュラーとなったのが、古巣の、それも経験の少ない報道番組だった訳です。当初から起用を疑問視する声はありましたが、予想通り低空飛行から抜け出せず、後任の元NHKアナの青井実アナが就任し、カトパンは事実上、追われるような格好で“卒業”しました」(前同)
女子アナ評論家の松本京也氏が付け加える。
「フジ在籍時代はナンバーワンの人気を誇った加藤綾子アナですが、フリー転身後は今一つ注目を集める存在とは言い難いものでした。やはり、女子アナファンの多くは、局アナとして番組に花を添えるような存在でいてほしいようで、キャスターのように型にはまった仕事では、あまり彼女の魅力が伝わらなかった印象です」
そこに来て今回は、得意のバラエティー番組、それもゴールデンタイムでの復帰となる。松本氏は続ける。
「今回、比較的自由な空気感の漂うテレビ東京系列の情報バラエティーのMCということで、カトパンの代名詞的な番組とも言える『ホンマでっか!?TV』のアシスタント時代のように、くだけた姿を見せることができれば、40歳にして再ブレイクもあるかもしれません」
ママとなったミセスカトパンは、果たして結果を残すことができるのか。
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「フリーアナ戦国時代」と言われて久しいが、かつて「スーパー綾子」ともてはやされた元フジのエース、カトパンの真価が改めて問われることになる。【もっと読む】では、フリー転身後の、カトパンの苦境について触れている。