糖尿病専門医が勧める「16時間断食」とは? 痩せて免疫機能が高まる…メリットとデメリット
お腹の肉を余裕でつまめてしまう人は、健康のためにも「16時間断食」はどうか? 「16時間何も食べない」と捉えるとハードルが高くなるが、無理なくできる方法がある。16時間断食を実践する青木厚医師に、16時間断食のメリットと方法、デメリットを聞いた。
■寝ている時間+食べない時間=16時間
あおき内科・さいたま糖尿病クリニックの院長を務める青木医師は、糖尿病・内分泌代謝の専門医。多くの患者を診る中で、「食べ過ぎの害」を常々感じていたという。
「『1日3食が健康的』という思い込みから、空腹でもないのに1日3回食べている。それで何の問題もなければいいのですが、『午後は眠くて仕事になりません』というようであれば、必要以上に食事を取っている可能性があります」(青木医師=以下同)
食後は消化のため血液が胃腸に集まり、血糖値も上昇するので、少しぐらい眠気を感じるのは仕方がない。
しかし「仕事にならない」レベルの眠気は、食べ過ぎで「血糖値の急激な乱高下」が生じていると考えられる。