著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

いざという時に役立つ電話番号リストを作り、目立つ場所に掲げる

公開日: 更新日:

 親の高齢化が進むにつれ心配になるのが突発的な健康問題だ。自宅で急に調子が悪くなったら、しっかり対応できるのか。持病や処方されている薬のことを他人に説明できるのか。離れて暮らしているほど心配のタネはつきない。いざという時に、本人たちだけで対処できる体制を整えてあげるよう心掛けたい。

 中でも緊急時の電話番号リストは重要だ。警察(110)や消防(119)はもちろんのこと、犯罪や事故につながるかわからないが、警察に相談したいことがあれば警察相談専用電話(#9110)。救急車を呼ぶかどうか迷った時の救急安心センター(#7119)の番号を目立つ場所に大きく掲示し、「〇〇な時はここに電話」と説明を入れる。

 地域の夜間休日診療所や救急体制の整っているかかりつけ大病院があるなら、その電話番号も併記しておくと安心度はさらに高まるだろう。救急体制の整っている大病院の患者であれば、カルテなどをすぐに確認でき、緊急時に的確な指示を受けられる可能性が高いためだ。

 高齢者の全般的な困りごとの相談先として、地域を担当する地域包括支援センター。介護認定を受けているならケアマネの携帯電話や、ケアマネが所属する事業所。リハビリに通っているならその施設の電話番号も目立つ場所に掲げておく。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ