フジテレビ長寿番組「はやく起きた朝は…」CS移行…中居正広氏問題でトバッチリ
フジテレビの“10時間会見”が行なわれた1月27日から、およそ2カ月。こと発端となったフジテレビの「女子アナ離脱問題」だけでなく、影響は思わぬ方向に広がるばかりだが、そんな中、日曜早朝の長寿番組「はやく起きた朝は…」が3月末で地上波放送が終了、4月からCS放送に引っ越しとなり話題になっている。
同番組は昨年30周年を迎えたトークバラエティーで、森尾由美(58)、磯野貴理子(61)、松居直美(57)の視聴者と変わらぬ目線でのトークや、結婚、離婚など各人のプライベートを赤裸々に語る姿が中高年女性に高い支持を得ていた。
ところが、今回の中居問題でメーンスポンサーの東京ガスが離れ急展開。23日の放送回では、CS引っ越しについてアナウンスをしつつ、松居が上を向き、胸を詰まらせる場面もあった。長寿優良番組にトバッチリとは災難だが、これもまたフジの深刻度を示していると、元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏が続ける。
「土日の一社提供番組はどこも長く続いていて、広告料のベースになっているので、フジは繋ぎとめておかなければいけなかった。テレビCMはマーケティング至上主義の中、効果が数字として表せないため、スポンサーが徐々に手を引いている。そんなところにスポンサーを降りる口実を与えてしまったダメージは大きいと思います」