堀江しのぶが珍しく弱音を…「お腹が痛くて食欲がないの」
堀江しのぶの人気はとどまるところを知らなかった。
胸の大きさで売り出すアイドルというのは当時存在せず、むしろ胸の大きさは愛くるしさを売りにするアイドルにとって、大人の性を感じさせるマイナス要因でしかなかった。
70年代半ば、アグネス・チャンは来日中のアグネス・ラムと同じアグネスつながりで2人、水着を着た写真を撮った。アグネス・チャンはあきらかにアグネス・ラムよりふくらんだ胸であったが大仰な面積の水着で胸の谷間すら見せなかった。
80年代に入りアイドル全盛期のなか、河合奈保子が水着になったとき、ファンはGカップはありそうな彼女のふくよかな胸に衝撃を受けたものだが、河合奈保子が巨乳を前面に出して売り出しにかかったわけではなかった。あくまでも笑顔と素直な性格が売りだった。
堀江しのぶは胸の大きさを隠すこともなく、胸の大きさと比例するかのように、物おじしない明るいキャラクターが制作者から好感をもって迎えられた。
前から憧れていた麻丘めぐみとドラマ「すてきな三角関係 壁際族に花束を」(TBS)で共演を果たし、池波正太郎「真田太平記」を原作にしたNHK新大型時代劇「真田太平記」に出演。「毎度おさわがせします」(TBS)で共演した板東英二から可愛がられ、「ザ・テレビ演芸」(テレビ朝日)では芸事に厳しい横山やすしと司会を組んだ。