愛と欲望の平成グラビア史 キーワードは“巨乳”と“癒やし”

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 しかし、平成が末期に差し掛かる10年代に入ると、グラドルたちは徐々に活気をなくしていくことになる……。

「AKB48を中心としたいわゆるグループアイドルたちが水着グラビアをやり始め、人気が出てくるんです。グラビアアイドルたちは主戦場である誌面を奪われていくことになります」(北川氏)

 さらに雑誌不況のアオリを食って休刊やページ減が相次ぎ、グラドルたちの活躍の場は加速度的に減っていってしまう。それは「グラドル冬の時代」とも言われた。前出の野村氏はこう話す。

「グラビアアイドルとかグループアイドルとか、セクシー女優とか、どんどん細分化していったのが平成のグラビアの特徴のひとつでしょうね。でも、本当は一緒なんですよ。ある女の子を初めて見てドキッとする、好きになる、一目惚れする。それは男性にとって根源的なものだし、その原点を大切にしないとね。出版社もすでに売れてる子ばかり使おうとするでしょう。僕はかつて“恋写”という言葉をつくったけれど、無名の新人でも、ひとりの女の子をレンズを通してちゃんと好きになって、育てるというか、丁寧に撮っていってあげることは、時代が変わった今でも、きっとできると思うんです」

 令和時代には、次のグラビアシーンを席巻する新たな美女が現れるだろうか――。

●2010(平成22)年
 AKB48が「第2回選抜総選挙」を開催、人気がピークに。少年漫画誌、青年漫画誌、男性向けエンタメ雑誌などのグラビアに次々と進出し誌面を席巻。グラビアアイドルは活躍の場を減らし、“グラドル冬の時代”と言われるようになる。
 「sabra」休刊。

●2012(平成24)年
 “日本一美しい32歳”壇蜜がブレーク。独特のキャラクターで文化人の仲間入り。

●2013(平成25)年
 「CanCam」(小学館)の専属モデルだった久松郁実が「三愛水着イメージガール」に選出され、男性誌のグラビアにも進出。「モデル+グラビア」で“モグラ美女”と言われる。

●2014(平成26)年
 「愛人キャラ」を前面に打ち出した橋本マナミがブレーク。

●2015(平成27)年
 スマホの普及に伴い雑誌不況が加速。

●2016(平成28)年
 馬場ふみか泉里香らのモグラ美女が登場。

●2017(平成29)年
 一部で「VRグラビア」が発売されるも、ブレークには至らず。

●2018(平成30)年
 乃木坂46の白石麻衣のセカンド写真集「パスポート」(講談社)が、累計発行部数31.8万部を突破し、女性ソロ写真集としては今世紀歴代1位に。
 “童顔巨乳系グラドル”としては、天木じゅん、浅川梨奈、大原優乃らが活躍。

●2019(平成31~令和元)年
 人気コスプレーヤーのえなこがグラビア登場。

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