初公判では淡々と…ピエール瀧が消せない復帰への懸念材料

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■俳優歴=コカイン歴

 現在は松本医師のもと、週1回更生プログラムに通院。全24回中、8回分をこなしたという。瀧は「(更生プログラムの)テキストをもとに使用する動機、条件、対処法を学んでいるところです」とし、どういう条件が揃うと薬物を使っていたのかについて「仕事のやり方が過密すぎた」と自身を振り返った。

 検察側は懲役1年6月を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め、瀧は最後に「これから先、薬物に手を出さないことを誓います」と答え、裁判官、検察側、傍聴席と各方向に会釈して法廷を後にした。

 感極まることもなく、淡々と語る姿はドラマの一場面のようで、終始動揺は見られなかった。友人が車で通院の送迎をしていること、近所の人が夕食を差し入れてくれたり、以前と変わらず挨拶してくれること、サポートしてくれる人は「30人くらいいると思う」などと近況を明かした瀧。薬物は“孤独病”といわれる中、回復に恵まれた環境にいることは確かなようだ。

 しかし、俳優としてのキャリアがすべてコカイン使用歴と重なっているということにどう対処していくのか……。そもそも役者は向いてなかったのかもしれない。

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