亡き北公次の“肉声ビデオ”で語られているジャニー喜多川の生々しい性加害
1年ほどジャニーズがアメリカに渡ったため、ジャニー喜多川も不在にした。帰ってきた時の第一声は「ごめんね」だった。北を一人残し寂しい思いをさせたことをわびたのだが、それから行為がエスカレートしていった。「男性のものが……突っ込まれる初めての経験」「痛いし、この人、何やってんだろう」
だが、北は将来を考えて我慢した。「ジャニーの言うことをきかないとデビューできない」「我慢しなくちゃいけないと思って」。現在、性加害を訴えている元ジャニーズ所属のタレントの主張と見事に重なる。
そしてこう語った。
「今までもフォーリーブス時代に本を出したことがあるんですけど、ジャニーとの絡み合いがいつも抜けてる。今回は自分の人生において、ジャニーとの関係を出さないと再出発はあり得ない」
人気絶頂を経験したアイドルの決意の告発。そう考えるしかない。(敬称略)
(峯田淳/日刊ゲンダイ)