若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃
■撮影中にホテルに直行
さらに若林は、X氏以外にも、「挨拶代わりにお尻を触る時代劇の大御所俳優」「しつこく言い寄ってきたかつての所属事務所の社長」、極め付きは「睡眠薬を飲ませて、意識を失わせ、気がつくとホテルで馬乗りになってきた90年代前半のVシネマの大人気俳優」などについても告白しているのだが、これでもかと若林に降りかかった性加害には驚くばかりだ。
スポーツ紙ベテラン芸能担当記者はこう話す。
「ご存じの通り、かつては芸能界、特に映画やドラマの世界は本当に乱れていましたからね。監督や主演俳優は、出演する女優とやって当たり前という考えの人も多かった。俳優の若山富三郎さんなどは、新人のいい女優さんを見つけると『おい、ちょっといくぞ』と撮影中でも、そのままタクシーを呼ばせて、ホテルに行ってしまう。それで撮影がストップするんです。翌日には、その女優さんには控室が与えられていたりする。そんな話がゴロゴロありましたよ。“いい男といい女がいるんだから欲情して当たり前”とばかりに、男は強引だし、女性側もそれを織り込み済みだった人もいた。逆に積極的に手を出す女優もいました。しかし、常識的に考えて到底、許されない。ある意味、異常な世界だったんですよ」