患者数は20年で10倍 「摂食障害」は死につながる重大病

公開日: 更新日:

 米国では、拒食症の10%が10年以内に死亡しているというデータがある。重度の拒食症になると、脳の萎縮が見られることもあるのだ。

「うつ状態、親への依存、攻撃、認知の歪み、姉妹葛藤(姉妹の一方に強烈なライバル心を燃やす)など、精神状態も不安定になります」

 単なる“ダイエット病”ではない。死に直結しかねない重大病なのだ。

 大切なのは、第1に発症の予防、第2に早期の発見と適切な治療、第3に悪化・再発を予防し、社会復帰をはかること。自分の子供はどうなのか? 

■3世代同居の仲良し家族にも多い

 摂食障害の知識をきちんと身につけることが先決だろうが、どんな子供に多いのか?

「比較的、成績優秀で周囲への思いやりにあふれ、対人関係に敏感ないい子。両親が喧嘩するのを見たことがないという仲良し親子(特に3世代同居)によく見られる一方、夫婦不仲の子供にも多い。極端な人間関係は摂食障害の発症に影響します」

 次に、どういう様子が見られたら、摂食障害が疑われるのか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで