【鼻水】着色や粘り気は白血球や細菌の死骸が原因

公開日: 更新日:

 鼻汁に色がついたり、粘り気が強いのは、細菌と闘う白血球や細菌の死骸などの老廃物が含まれるからだ。

「いずれにしても鼻はフィルターの役目をしているので、こまめに鼻をかむことが重要です。鼻水がたまっていると細菌の巣となり、汚れた空気がよどむので炎症を起こしやすい悪循環になる。口呼吸になると、喉から細菌感染して咽頭炎やかぜ、インフルエンザなどの原因にもなります」

■「片方ずつ」が正しいかみ方

 鼻のかみ方も、意外と正しいかみ方ができてない人が多い。両方の鼻の穴を同時に押さえてかむのではなく、必ず片方ずつ押さえて、交互にかむ。そうしないとかんだときに鼻と耳をつなぐ「耳管」を通じて圧力がかかり、中耳炎の原因になる場合があるという。鼻をかまずに「鼻すすり」をするのも要注意だ。

「鼻すすりをすると細菌を含んだ鼻汁が耳管を通って中耳へ流れ込むので、これも中耳炎の原因になります。特に子供は、鼻すすりをする子としない子では中耳炎の発症率が全然違います」

 それと、もうひとつ注意したいのは鼻毛処理。最近は清潔志向が行き過ぎて、男性でも鼻毛を全部抜いてしまう人がいる。鼻毛も異物除去のフィルターの一部なのであまり切り過ぎると異物が鼻の粘膜に付着しやすく、鼻水が出やすい状態になってしまうという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  2. 2

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  3. 3

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  4. 4

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  5. 5

    竹野内豊はついに「令和版 独身大物俳優」となった NHK朝ドラ『あんぱん』でも好演

  1. 6

    中居正広氏“反撃準備”報道のモヤモヤ…改革着々のフジテレビ尻目に「電撃復帰」への布石か

  2. 7

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  3. 8

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 9

    役者・林与一さん83歳の今も現役「糖尿病家系で甘いモノ好き。血糖値が問題ないのは運動のおかげ」

  5. 10

    囁かれる岸田前首相“再登板”に現実味? 一強時代到来で「安倍超え」に虎視眈々