【鼻水】着色や粘り気は白血球や細菌の死骸が原因

公開日: 更新日:

 鼻の中の粘膜は常に粘液によって湿った状態が保たれている。そこにバイ菌などの異物が侵入、付着すると、体外へ排出しようとして自動的に粘液が大量に分泌される。それが「鼻水(鼻汁)」が出るメカニズムだ。

 耳鼻咽喉科・日本橋大河原クリニック(東京)の大河原大次院長は、「ひと言で“鼻水”といっても、主に次の3つのタイプがある」と言う。①透明でサラサラした水のような鼻水②透明だけど粘りのある鼻汁③緑色や黄色をした粘り気の強い鼻汁だ。

「①は花粉症などのアレルギー性鼻炎で出る鼻水。②はかぜの初期に出る鼻汁。③はかぜをこじらせたり、もしくは副鼻腔炎(蓄膿症)になったときに出る鼻汁です。タイプによって対処が違ってくるので、意識して見分けることが大切です」

 鼻水を止める応急処置は、とりあえず市販薬を飲んでみる。水のような鼻水ならアレルギー性鼻炎の薬。透明で粘りがあるようなら総合感冒薬(かぜ薬)を選ぶ。緑色や黄色の鼻汁は細菌感染による炎症が強いので、市販薬を使うより早めに受診した方がいいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる