骨肉腫で脚切断の危機 東儀秀樹さん“余命1年”からの現在

公開日: 更新日:

 でもなぜか、まったくショックを感じなかったんです。怖くもなかったですし、「なぜ自分が?」という悲観的な思いも一切ありませんでした。「しょうがないな」と自然に現実を受け止められたのです。むしろ「あと1年ならば、その間を精いっぱい堂々と楽しんで生きてやろう」と力が湧いてきました。

 生まれつき「もうダメだ」とは思わず、「ダメな中でも最高のことをすればいい」と考えるタイプなのです。他人は「プラス思考だね」なんて言いますけど、そんな自覚もないくらい人生にマイナス要素を感じません。

■ずっと知らないふりをしていた

 その後、「本当はがんなんでしょ? 何を聞いても平気だから教えて」と言っても、医師も看護師も「ちょっと珍しい病気なだけですよ」と言葉を濁すばかり。でも入院は3週間に及び、その間にどんどんお見舞いの人が増えるんです。遠い親戚まで来るし、しまいにはボクが可愛がっていた猫まで連れてくる始末(笑い)。でも、自分が盗み聞きしたことを知ったら周囲が余計に悲しむだろうと思って、ずっと知らないふりをしていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”