変な咳から難病発覚 大工原忍さん救ったアロマとの出合い
入院が嫌だったので無理を言って自宅療養にさせてもらいましたが、検査のために肺の細胞を何カ所も切り取ったので1カ月はほぼ寝たきりでした。強い薬の作用もありみるみる痩せて、身長167センチなのに体重が30キロ台まで激減。まさに「ザ・病人」です(笑い)。でも、人には感染しないので社会生活はなんとかできていました。
■フランスでは保険が利く医療行為
2カ月に1度のペースでCTを撮りながら、2年にわたって抗生物質を飲み続けました。でも、良くなるどころか逆に悪い菌が力をつけてきてしまったのです。それを聞いたとき「薬をやめよう」と思いました。薬で内臓が荒れ、免疫力が落ちているのがありありとわかったからです。病院に行くのもやめて、食生活をはじめ生活全般を「体にいい」といわれているものに変えました。そして、「メディカルアロマ」を始めたのです。
アロマと聞くとリラックス効果を思い浮かべる人は多いと思いますが、抗菌作用があることも知られていて、フランスやベルギーではアロマは一部、保険が利く医療行為なんです。病気になる前から、いつかアロマを仕事にしようと勉強を重ねていた中で、メディカルアロマに出合いました。